アディティブマニュファクチャリングのための革新的なソフトウェア


アディティブマニュファクチャリングのための革新的なソフトウェア

4D_Additiveは、3Dプリンティングにおいて必要となるあらゆる機能を持ち、CADと3Dプリンティングの架け橋となる、最先端の3Dプリンティング用ソフトウェアです。

コアテクノロジーは、2022年11月15日から18日までフランクフルトで開催されるFormnext 2022(ホール12.0、ブースD79) において、4D_Additiveの最新版であるバージョン1.4を紹介する予定です。

革新的な機能を備えた4D_Additiveは、AM市場において唯一無二のソフトウェアです。このツールは、STLのほか、CATIA、NX、SolidWorks、CREO、Inventor、XT、STEP、JTなどの一般的なCADフォーマットを、製品製造情報(PMI)、属性情報、設計履歴とともに読み込んで処理することが可能です。また、4D_Additive は、正確かつ軽量な B-Rep ジオメトリでデータを修復、準備、最適化し、CAD エンジニアリング規格 VDA 4755/2 に準拠した優れた造形品質を実現します。EOS、HP、Photocentric、Ultimaker、Volumic、Weiratherといった3Dプリンター装置メーカーや、Adobe Substanceとの技術パートナーシップによって、3Dプリンターとの連携を可能とし、3Dプリンティング(AM)のための最高のツールを実現しています。

4D_Additive 1.4における最新のネスティング機能

今回のアップデートのハイライトはネスティング(パーツ配置)機能の改良です。旧バージョンと比較して、配置速度、精度、配置密度がさらに最適化され、造形エリアにおける部品の分布もより均一になりました。

AIによる配置と分布の最適化

造形エリアへの部品の配置時には、各層における部品の面積を考慮し、熱の蓄積を最小限に抑えるために可能な限り均一な配置を計算します。新たに追加された“パワーコピー機能”により、同一部品を最大限の配置密度で極めて高速に配置することができます。計算完了後には、この分布をヒストグラムの形で示すレポートが作成されます。また、インチやミリメートルなどの単位で直接部品を編集するために、もし単位に不一致があるファイルを読み込んだ際にはそれを自動的に検出し、調整する機能も新たに搭載されました。

スキャンデータの修正とSTLの縮小

STLモデルやスキャンデータを修正し、簡略化するための新しい機能も追加されました。この機能では、マーチングキューブ技術により、たとえスキャンデータであっても、非常に迅速かつ容易に三角形モデルを修復・簡略化し、高品質な造形のためにデータを整えます。メッシュ簡略化ツールでは、STLデータの外観や形状を変えることなく、三角数を大幅に削減します。

検証とモデリングのワークショップでは、テノンジョイントやオーバーラップカット、ジグソーカットなどの新しいカットモードが追加されています。テノンジョイントモードでは、独立したジョイントを自動的に作成する機能が追加されました。すべてのカットタイプは、B-Repデータにも直接適用可能です。処理後のパーツは、STEPまたはSTL形式のソリッドデータとして保存することができます.

新しいコクーンツールは、対象の正確なインプレッションを利用して、形状やサポートを作成します。また、三角形選択ツールや三角形に色を割り当てる機能も新たに追加されました。

軽量化部品のためのジャイロイドラティス構造

拡張ラティス機能では、パーツ内部および外部どちらにも適用可能な18種類の格子構造を、軽量化部品や医療用アプリケーションの設計にお使いいただけます。セルサイズの変更など、多くのパラメータを調整することで、重量を最適化しながら強度要件に正確に適合したコンポーネントを作成することができます。

豊富なテクスチャーライブラリと新しいラベリングツール

4D_Additiveでは、約5,000種類のテンプレートを持つAdobe社のSubstanceからテクスチャを取り込むことができます。また、新しいラベリングツールにより、ラベルやQRコード、ロゴを簡単に作成することができます。また、円筒形マッピングによるテクスチャー領域の最適化計算や、マッピングの手動修正も可能です。このツールは、重なり合ったテクスチャーの透過も可能とします。例えば、レザー状のテクスチャーの上にロゴを配置する場合に役立ちます。非対称な押し出しによる歪みの生成や、テクスチャーのチャンネルの有効化・無効化もコントロールもまた4D_Additiveではできます。

装置との新たな連携

EOS、HP、Photocentric、Ultimaker、Volumic、Weiratherのスライサーソフトのインターフェースを統合することにより、印刷ジョブを直接プリンタに送信することができます。HPなどの装置においてはAPI接続により、造形中のジョブステータスや材料の状況を確認することができます。また、FDMやSLA向けに最適なスライスを作成するための新しいスライス機能や、SLS方式のレーザー用のビルドマネージャーも新たに追加されました。新しいエクスポート形式と対応する装置は以下の通りです。

• HP装置向けに3MF

• Volumicのプリンター向けGCODE

• Ultimakerのプリンター向けGCODE

• Weiratherのプリンター向けWLS

選択範囲や表示されている要素のみをエクスポートすることも可能です。

4D_Additiveのマシンデータベースに新しい3Dプリンターが追加されています。また、新バージョンでは、適切な操作にユーザーを誘導するウィザードが利用できます。